‘97ラムバン、IGNトラブル。

スパークプラグ交換中にプラグが

折れてしまったら!どうしますか?

しかもプラグの外周には遮熱のため

の筒があり筒が錆びて内側に膨らみ

プラグレチも入らない。筒を取れば

良いじゃんって思うでしょうがこの

筒が曲者でなんとヘッドに圧入され

ているのです。プロとは言えこの

アクシンデントには本当泣きが入り

ました。さてどんな風にしたのか続き

は本文とキャプションで紹介していきます。


‘06ナビゲーターエバポトラブル。

エンジンチェックランプが点灯

するとドキッ!としちゃいますね。

普通に走っているけど走っていて

大丈夫なの?途中で止まったり

しないよね...。夏になると発生する

アルアルトラブル(エバポ)アメ車

乗りなら一度は聞いた事はあると

おもいますよ。真っ先に交換される

のは燃料タンクキャプじゃないかな?

でも直らないよね。取りあえず何で

ないから放置しておいたらSESが

消えてしまいそのままなんて事もある

と思います。エバポとは燃料蒸発ガスの

事で給油する時にキャップを開けた時

に「プッシュ」ってガスを放出しるでしょ

そのガスを大気放出せず燃焼させるシステムの事なんです。最悪は引火する恐れもあるので放って置いては

危険なんですよ。


今月は豪華の二本立てです。先にラムバンのIGNスパークプラグから片付けちゃおうか。

スパーク周りに付いている筒ね...。確かにあるよね。交換した事があるラムバンオーナーなら分かるだろうけどもし俺のは付いてなかったぞ!ってオーナーがいたらそれはラッキーと思って良いでしょう。筒はシリンダーヘッドに圧入されていて簡単には外せないのです。外そうとしてもエンジンルームが極端に狭く思うように作業が出来ないからです。筒の中にプラグソケットが入らないのは筒に内側に発生した錆びが膨れあがり邪魔をしているまたは、筒の中に入り込んでしまった砂利や泥が邪魔をしているのです。なので筒の中のごみをエアーで吹き飛ばす、錆なら細めのワイヤースパイラルブラシで清掃をしてみると良いでしょう。それとプラグソケットはなるべく肉厚の薄いソケットを使うと良いかな、筆者はビーエムとかジャガーなど積載工具に使われているプラグレンチを使ってみます。清掃してもプラグレンチを替えてスパークプラグを外せない時は仕方なく筒を外します。外す時の注意点は、力づくで無理やり外さず潤滑剤を使いながら少しづつ筒を揺らしシンリンダーヘッドから抜いていきます。プライヤーで掴んでグリグリやりたくなりますがそれはダメです。筒がスッポリ入る少し径が太い筒を差し込んで筒全体を揺らすように動かし外すと良いでしょう。筒が切れて破片がシンダー側に残ってしまうと取り返しのつかない事になるので気を付けてくださいよ。

 

それではナビゲーターのエバポトラブルのアドバイスに移りましょう。06年辺りのエバポのトラブルコードはP043E~P0449。P0450~P0459。合計22種類のコードが存在してます。大きく分けると、センサー系統、ソレノイド系統、モジュール系統、キャニスタガスリーク系統、などに分けられる。QのP0453は外部に漏れてはいけない、キャニスターガスの圧力を測定しているセンサーの故障です。リードアウトコードしたスキャナーに表示された文字を書いてくれたが「プレッシーセンサー」で終わっているがこの後にもう一言、二言表示されていなかったでしょうか?エバポシステム系統に関係しているセンサーは何個もあってこのスキャンニングでは曖昧すぎて適切な修理は出来ません。P0453をトリガーする他のコードも複数ある、トリガーとはPCMにデターを自動で送信しデーターを収集する事です、収集した結果、大気汚染してしまう故障が発生した場合にエンジンチェックランプを点灯させドライバーに知らせます。複数あるトラブルは、モジュール系統のトラブル、燃料タンクの不良や破損、キャニスターフィルターの不良、ベントバルブなどがあります。「センサープレッシャー」の後の文言がないと複数ある故障原因を一つ一つ調べるかまたは部品を交換しないと追及する事が出来ないのです。P0453が入力されこのコードを見た修理工場がよく誤診してしまうのは、燃料タンクキャップ不良、パージバルブ、ベントバルブなどです。ここで一つだけ重要なヒントがQには書いてあります、それはどんな状態でもエンジンを始動すれば点灯すると言う事です。キャニスターガスをパージする条件はガス圧が高くなった時です。圧が高くなる状態は気温の上昇、走行時にタンクに戻ってくる燃料が熱くなっている状態です。

どんな状態でもと言う事は、エンジンの冷、暖に関係なく点灯すると言うことですよね。エンジンが冷えている時はキャニスターガスの発生は少ないのでエンジン始動直後に点灯する事は稀な事です。稀な事から考えていくと、圧が上昇してから作動するパージソレノイドやタンクからインテークマニフォールドまでのラインからのガスリークとも考え難くなってきます。エンジン始動直後から作動している物と言えば、センサーかモジュール(PCM)です。エバポシステムに関係しているセンサーは二つ、フューエセンサー(フューエルインジェクターラインに付くセンサー)とフューエルタンクに付くセンサーの二つです。キャニスターガス圧に関係しているセンサーはタンクに付いてるセンサー一つです。タンクの圧力センサーは燃料ポンプモジュール上部に付いてるタイプとタンク上部に付いているタイプがありこの年式のナビゲータはタンク上部に付いています。以上のことから予想すると足りなかった文言は「フューエルタンクセンサー」ではないでしょうか?ミッドシップタイプのフューエルタンクは大きく取り外しも大変ですがセンサー自体高価ではないので交換する価値はあると思いますよ。

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